エアロスミス(Aerosmith)


■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

Pandora's Box

 「On The Road Again」

(全53曲)


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アストロノーツ(The Astronauts)


60年代アメリカのサーフ・グループ。
コロラド州ボーダーという海とは縁のないところの出身で、 チャック・ベリー系のR&BやR&Rで地元で人気があったが、 デビューの際、サーフ・グループに仕立てあげられる。 アメリカではあまり人気が出なかったが日本では「太陽の彼方へ/Movin'」が大ヒットし人気者となった。

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

Competition Coupe/
 The Astronauts Orbit Kampus


 「Good Golly Miss Molly」
 「Let The Good Times Roll」
 「Diddy Wah Diddy」
 「Roll Over Beethoven」

(全24曲)


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ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)


60年代前半のアメリカでビートルズに向こうをはったのが、このビーチ・ボーイズ。しかし64年の終わりにブライアン・ウィルソンがライヴを引退し、作曲とプロデュースに専念してしまう。ウィルソンの頭から湧き出るサウンドをなんとかしてテープにのせようと悪戦苦闘したあげく、66年にできたのがあの永遠の名作『ペット・サウンズ』。このオーケストラを使ったポップの傑作のレコード・ジャケットを見てみると、ウィルソンいわく「これはティーン版・神に捧げるシンフォニーというつもりで書いた」。ふつう『ペット・サウンズ』といったらロックンロールのアルバムでは史上最高というくらい崇められているが、一方では初期のころの熱狂的ファンから見放される元に。ビーチ・ボーイズにしてもブライアン・ウィルソンにしても、その後売れたアルバムはけっこうある。しかしあの『ペット・サウンズ』の天才的なひらめき、あの超越した子供のような純粋さには、その後どちらも遥かに及ばなかった。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

Surfer Girl/
 Shut Down Vol. 2


 「Louie, Louie」

(全27曲)


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ビル・ヘイリー(Bill Haley & His Comets


ロックンロール時代の幕開けを告げたと言われるオールディーズの定番中の定番「Rock Around the Clock」。ビル・ヘイリー&ザ・コメッツ55年の大ヒットである。 ビル・ヘイリーは、ティーンの頃よりいくつかのカントリー・バンドを渡り歩き、腕を磨く。そしてラジオ局のDJも務めるかたわら、52年に自らのグループ、ビル・ヘイリー&ザ・コメッツを結成。ウエスタン・スウィングやR&Bの影響をミックスした軽快なビートを武器に、「Shake, Rattle and Roll」や「Dim, Dim the Lights」などのヒットを飛ばし、映画『暴力教室』の主題歌「Rock Around the Clock」によって頂点を極める。その後も「See You Later Alligator」「The Saints Rock 'N' Roll」「Burn That Candle」といったビッグ・ヒットを連発し、米国のみならず英国を中心としたヨーロッパの若者たちも熱狂の坩堝に陥れた。 60〜70年代にはその勢いもだいぶ落ち着いたが、リヴァイヴァル・ショウなどで活躍。コメッツのレコードは全世界で6000万枚以上のセールスを記録した。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

オリジナル・アルバムが不明なのでベスト盤より

Best Of Bill Haley & The Comets

 「Skinny Minnie」

(全14曲)


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ビートルズ(The Beatles)


メンバーはジョン・レノン(g&vo)、ポール・マッカートニー(b&vo)、ジョージ・ハリスン(g&vo)、リンゴ・スター(dr&vo)のリヴァプール出身の4人。
60年結成62年シングル「ラヴ・ミー・ドゥ」でデビュー。63年の2作目「プリーズ・プリーズ・ミー」で早くもポップ・チャートでナンバー1を獲得する。50年代R&Rを基調としたスタンダードで馴染み深いロックを展開し大ヒットを続けて出し続けた。
64年にはアメリカに上陸し「抱きしめたい」がナンバー1に。映画『ア・ハード・デイズ・ナイト(邦題『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』)に主演。
その後、徐々に音楽的に実験性、革新性が際立ちはじめ67年の『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』で一気に開花。コンセプチュアルな視点から、クラシック、インド音楽、前衛音楽などさまざまな要素を取り入れたサイケデリックな音世界を展開した。
69年、メンバーそれぞれの個人活動も増え、ジョンとポールの不仲などが取り沙汰されるようになり、事実上のラスト・アルバム『アビイ・ロード』が発表された。

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

With The Beatles

 「Roll Over Beethoven」
 「Money」

(全14曲)

アンソロジー1

 「Leave My Kitten Alone」

(全60曲)


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ボ・ディドリー(Bo Diddley)


ボ・ディドリーはロックンロールに多大な影響を与えた。
彼の名前自身がその音楽の大きな要素となり、カタルシスを覚えるようなドラムスのビートと同義であるだけでなく、アフロ・アメリカン社会のストリート・ゲーム、ダズンズ (ラップの元になった言葉遊び)をロックンロールのイメージや雰囲気の語彙に持ち込んだ。
彼は野性味溢れる、ハーモニーを駆使した独特のギター・スタイルを育んだ。その影響力はチャック・ベリーに匹敵し、音楽的な独創性は異論もあろうがベリーをはるかに超えていた。
彼のギター奏法は自身の奥深くにある神秘的な領域で生まれ「モナ」や「ボ・ディドリー」など定番曲では未来風のエフェクトや自然なディストーションがたっぷりと盛り込まれた凶器と化し、レコーディングではヴィブラートやリヴァーブの限界に挑んでいる。
また、わずかずつ変化するリズムに乗せ、1コードを延々と演奏してグルーヴを生みだし、それに乗って和音を駆使させ、舞い上がるようなリードを弾く。これはバックを務める、ジャングルを思わせるドラムスのリズムとマラカスの組み合わせと同じくらい彼のサウンドのトレードマークとなっている。バディ・ホリーからローリング・ストーンズ、ジョニー・サンダーズ、そしてグレイトフル・デッドに至るまで、ありとあらゆるアーティストが、彼の曲をカヴァーし、題材に取り上げ、公然と引用することで敬意を表している。
彼の膨大な作品群にはブルーズ、R&B、レゲエ、そしてエンジン全開のロックンロール・ソングなどがある。近年の作品はさすがに年齢による衰えを感じさせるが、50年代から70年代にかけての作品は、文化的な1つの現象としてだけでなく、ロックンロールに興味がある人なら避けて通ることのできないものばかりである。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

Bo Knows Bo

 「Diddy Wah Diddy」

(全10曲)

Universal Masters Collection

 「I'm A Man」

(全16曲)


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コントゥアーズ(The Contours)


■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

オリジナル・アルバムが不明なのでベスト盤より

Best Of Contours

 「Do You Love Me」

(全11曲)


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チャック・ベリー(Chuck Berry)


チャック・ベリーはまるで水戸黄門である。あの「ジョニー・B・グッド」のイントロに代表される前奏のリフは、印籠と同じく絶大な効果を発揮し、どんなロックン・ロールの猛者もあのリフを前にしたら、ただただひれ伏すしかないだろう。ライヴでは定番のバック・バンドを率いず、現地でバンドを調達して、よれよれの演奏を繰り広げるインチキくささも魅力の1つだ。 今ではオールディーズの定番となった数多くのナンバーは、軽快なビートに乗せて、車/学校/女の子――といったオキマリのテーマを歌い、米国の50年代の若者のハートをガッチリ掴んだ。ブルース・ナンバーでの物足りなさは否めないが、ブギ・ピアノの左手を模した8ビート・ギターをブッ放つチャックは、本当にアナーキーでパンクな存在だった。また、彼のサウンドにみられるカントリーやラテンの要素にはアメリカ大衆音楽の奥の深さをみることができるだろう。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

オリジナル・アルバムが不明なのでベスト盤より

Best Of Chuck Berry

 「Roll Over Beethoven」

(全28曲)


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ディー・ディー・シャープ(Dee Dee Sharp)


■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

オリジナル・アルバムが不明なのでコンピレーション盤より

Oldies But Goodies: 21 No.1 Hits

 「Mashed Potato Time」

(全21曲)


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ドクター・ジョン(Dr.John)


初期のヴードゥー・ロック、中期のニュー・オリンズ・ファンク、最近ではこれまでの集大成的音楽を展開するなど、サウンドは常に変化しているが、どれもこれも一貫した"ドクター・ジョン印"の押された高品質を誇る。
ニュー・オリンズで、ラッパーも真っ青になるギャングスタ&ミュージシャン・ライフを送ってきた彼は、そこから培ったテクニックと経験で、鼻に詰まったようなダミ声とコロコロとよく転がるピアノ・プレイを駆使し、一躍セッション・ミュージシャンとして引っ張りだこになった。
また、長い活動の中でも72年に発表された『ガンボ』は、多くの人々をニュー・オリンズR&Bの魅力に引きずり込んだ名盤である。全て50〜60年代の古典のカヴァーだが、陽気なセカンド・ライン・ビートに乗ったお祭り気分の演奏が続くなか、ときおり顔を覗かせるセンチメンタルな側面がたまらなくイイ。
以後も今日までピアノの弾き語り、ジャズのスタンダードのカヴァー集、"ど"ファンク作品集――といったヴァラエティに富んだアルバムをコンスタントにリリース。年を重ねるごとに表現力を熟成させ、深化させる音楽からは、年代物のワインのような芳醇な香りが漂ってくる。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

Gumbo

 「Don't You Just Know It」

(全12曲)

Goin' Back To New Orleans

 「Since I Fell For You」

(全18曲)


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エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)


辛辣かつシリアスな信頼すべき表現者、エルヴィス・コステロ。大衆的ポップスに迎合することもなく、コアなファンにそっぽを向かれることもなく、セールス的な不振にあえぐこともなく(もちろん困難な局面はあったろうが)、もっとも理想的なカタチでキャリアを積んだロック・スターである。 77年、パブ・ロックの英雄ニック・ロウのプロデュースのもと、『マイ・エイム・イズ・トゥルー』でデビューを飾った。ロイ・オービンソン、ザ・バンド、グラム・パーソンズなどアメリカン・ルーツ・ロックのフレイヴァーをパンク/ニュー・ウェイヴ的な文脈のなか表現してみせた、ロック史に燦然と輝く名盤である。また、軽快でありながらもアグレッシヴなあのヴォーカル・スタイルも、我々の心を捉えて放さない要因だろう。その後も、コステロ独自の、知性/アイロニー/ユーモアに満ちあふれた批評眼と豊かな音楽性を源泉に、『グッバイ・クルエル・ワールド』『キング・オブ・アメリカ』『スパイク』『ブルータル・ユース』など、数多くの傑作を世に輩出していった。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

Blood & Chocolate

 「Leave My Kitten Alone」

(全26曲)


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ファビュラウス・サンダーバーズ(The Fabulous Thunderbirds)


70年代から活動しているテキサスのブルース系グループ。

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

T-Bird Rhythm

 「Diddy Wah Diddy」

(全11曲)


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フレイミン・グルーヴィーズ(Flamin' Groovies)


アメリカが誇る最高のアンダーグラウンド・バンド、フレイミン・グルーヴィーズ。彼らはヒッピー志向がもっとも強かった時代にロックに徹した、とてもタイミングの悪いバンドだった。
他のバンドが解散、またはクスリでのぼせ上がっている時に、フレイミン・グルーヴィーズは道を踏み外さず、後世に影響を及ぼす力強いロックンロールを発表した。
エピック・レコードから首を賭けてリリースした68年のアルバム『スーパースナッツ』は時代と合わなかったため商業的に失敗、レーベルから切られたグルーヴィーズは70年代を自力で乗り切る羽目になる。
それ以降発表した音楽は獰猛で独創的、そして常にシーンから10年前後ずれていた。熱心なファンは70年代前半のフロントマンロイ・ロニー版のグルーヴィーズと、後半のクリス・ウィルソン版を対抗させ、さらに創立者シリル・ジョーダンがフロントマンだった頃とも比較。
だが、アルバム『ティーンエイジ・ヘッド』の燃えるエネルギーや、『シェイク・サム・アクション』のフォーク・ロックを聴けば、そんな評価も気にする必要がなくなる。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

Flamingo

 「Rumble」
 「Keep A Knockin'」

(全16曲)

In Person!!!

 「Louie, Louie」
 「Walkin' The Dog」
 「I'm A Man」

(全12曲)

Best Of Flamin' Groovies: Oldies But Groovies

 「Money」

(全12曲)


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フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)


フリートウッド・マックの歴史は長く、そして複雑だ。もともとはジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズの路線を継承すべくブルース・バンドとして旗揚げしたフリートウッド・マックだったが、ミック・フリートウッドとジョン・マクビーそしてクリスティン・マクビーがソフト・ロック系のスティービー・ニックスとリンジー・バッキンガムのふたりをメンバーに迎え入れた時、バンドの方向性が固まった。リンジー・バッキンガムはバンドに驚異的なギター・テクニックと素晴らしい歌詞をもたらすこととなる。バンド内では始終メンバー同士がくっついたり別れたりをくり返したためバンドの存続が危ぶまれたこともあったが、その一方ではフリートウッド・マックの最高傑作の数々を生む原動力ともなった。例えば歴代2位のアルバム・セールスを記録したアルバム『噂』は、自分を卑下する内容の「セカンド・ハンド・ニュース」、ため息が出るほど美しい「ゴールド・ダスト・ウーマン」など、メンバーの内面的経験をストレートに描いたものとなっている。そしてその親密な内容こそがこのバンドの魅力なのだ。90年代に凡作を2枚リリースした時は、これまでかと思われたフリートウッド・マックだったが、97年にリリースされた『ザ・ダンス』でリンジー・バッキンガムとスティービー・ニックスがバンドに復帰したことでひと安心というところだろう。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

The Vintage Years Live

 「Jenny Jenny」

(全9曲)


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フレディ・キング(Freddie King)


エレクトリック・ギター界の3大キングのひとり、フレディ(Freddieと綴られることもある)は、B.B.やアルバートとともに、ブルーズ演奏の基本的なスタイルを創り上げた。
彼のプレイは、ほかのふたりのキングよりも粗い感じを与えるものであり、フェンダー社のストラトキャスターを使い、親指とほかの指で弦をつまんで弾く奏法から生み出される明るく、力強いトーンがその特徴といえるだろう。
テキサス生まれながら、シカゴ・ブルース的な色彩が強いプレイは、ロバート・ロックウッドJrやジミー・ロジャーズからの影響を、強く打ち出している。
早くから個性的なスタイルを確立したフレディは、まず「ハイダウェイ」のようなインストゥルメンタルで成功を収めた。
また、太く力強い声をもつヴォーカリストとしての評価を得たのは、「ビッグ・レッグド・ウーマン」などを歌うようになってからであった。
エリック・クラプトンは、おそらく、もっとも強い影響をフレディから受けているギタリストととして、そのサウンドはすべて、彼への敬愛の念に基礎を置いている。
ステージに上がると空間を切り裂くようなギターで暴れ回ったフレディの真の姿を追体験するには、やはりライヴ録音された作品を聴くのがいいだろう。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

Just A Pickin'

 「Just Pickin'」
 「In The Open」

(全24曲)


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ギターウルフ(Guitar Wolf)


革ジャン/革パン/リーゼントという「ロック三種の神器」に身を包み、アドレナリンを発散しながら登場したジェット・ロックンロールバンド、ギターウルフ。アンプが耐えられないほどの大音量、弦が切れてもお構いなしの暴走ぶり、マイクをヌンチャクに見立てたステージ・パフォーマンス……とにかくガレージ・バンドの中で最もやかましくノイジーで、てっぺんまでスジの通った存在といえるだろう。そして、フィード・バック・ノイズの嵐の中に、かろうじてドラムやリズム、メロディ・ラインの「ようなもの」が聴き取れる感じが最高最高最高! 鼓膜をブルドーザーで破壊するようなギターウルフの賛美歌は、パンクやR&Rというスタイルが本来もっていたパワーや、剥き出しの攻撃性を再び取り戻している。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

狼惑星

 「Rumble」

(全15曲)


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ヘッドコーツ(Thee Headcoats)


「トラッシュの騎士」ビリー・チャイルディッシュ率いるバンド。
79年、パンク・バンド、POP RIVETSの結成以来、MILKSHAKES、DELMONAS、MIGHTY CAESARS HEADCOTS、BUFF MEDWAYS、彼が師と仰ぐダウンライナーズ・セクトとのユニット、HEADCOAT SECTなどと次々にバンドを変化させながら膨大な量のガレージ・ロックを生み出している。

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

Brother Is Dead

 「Louie Louie」
 「Diddy Wah Diddy」

(全14曲)


ミルクシェイクス(The Milkshakes)


20 Rock & Rool Hits Of The 50s & 60s

「Money」

(全20曲)


ヘッドコーツ・セクト(Thee Headcoat Sect)


Deerstalking Men

「Strychnine」
「The Witch」

(全12曲)


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ヒューイ・ピアノ・スミス(Huey "Piano" Smith & His Clowns)


ニューオリンズという枠を乗り越えたスタンダード「Rockin' Pneumonia and the Boogie Woogie Flu」や「High Blood Pressure」を生み出したヒューイ・ピアノ・スミス。マルディ・グラのお祭り気分を独自のノヴェルティ感覚で料理したこれらの曲は、ある意味ニューオリンズR&Bのハイライトである。 ヒューイ・ピアノ・スミスはピアニスト兼ソングライターであり、歌の方はからっきしなので、常に自己のヴォーカル・グループ、クラウンズを率いて活動していた。特にボビー・マーチャンをリード・シンガーとして立てた時期がピークであり、冒頭に紹介した2曲はこの頃のもの。弾力性のあるリズムに、コロコロと良く転がるスミスのピアノ、童謡風のキャッチーな歌詞に、ワイワイガヤガヤといった感のあるコーラス、どこを切ってもニューオリンズ音楽の極めつけ。ドクター・ジョンやプロフェッサー・ロングヘアもいいが、かの地のR&Bを語る上で絶対に避けて通れない存在だ。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

オリジナル・アルバムが不明なのでベスト盤より

Snatch Original Soundtrack

 「Don't You Just Know It」



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イギー・ポップ(Iggy Pop)


60年代末、他のあらゆるバンドが歌詞の中でドラッグについて言及し、サイケデリック・サウンドにがんじがらめになっている中、イギー ・アンド・ ザ・ストゥージズは荒々しくプリミティヴなガレージ・ロックに邁進していた。そして、その爆音サウンド以上に彼らを特徴づけたのは、言うまでもなくライヴ・パフォーマンスの凄まじさである。ステージ上で、割れた瓶で自分を傷付けたり、観客に向かって嘔吐したり殴りかかったり……。こういったライヴを繰り返すうちに、フロント・マンのイギー・ポップは、破壊主義的なロック・アーティストとして悪名を博すこととなった。 74年にバンドは解散したが、3枚の傑作アルバムと「1969」や「アイ・ワナ・ビー・ユア・ドッグ」、そして「サーチ・アンド・デストロイ」といった、一連の突出した傑作パンク・ナンバーをロック史に刻んだ。その後ソロ活動に移行したイギーのキャリアは決して平坦といえるものではなかったが(ドラッグや契約問題などなど……)、デヴィッド・ボウイのプロデュースによる『イディオット』や『ラスト・フォー・ライフ』といった名作をきっちり残している。 ステージでの奇行も30年前と比較するとほんの少しだけおとなしくなっているようだが、その屈強な肉体美(50過ぎとは思えないマッスル・ボディ!)とともにロック魂はこれっぽっちも失われていない。天晴れ! Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

American Caesar

 「Louie, Louie」

(全16曲)


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ジェリー・リー・ルイス(Jerry Lee Lewis)


「ザ・キラー」として知られる男は、今日も50年代後半と同じサウンドを聴かせる。彼のトレードマークである叩きつけるようなピアノ・プレイ、そしてカントリー・ミュージックとR&Bを大胆に融合したサウンドは、今も40年前と同じように新鮮で活力に満ちている。ルイスの派手なステージ・アクションは内向的な性格を覆い隠していた。その華やかなイメージは国民的な人気を博するきっかけとなったが、人気を保つことができたのは曲そのものの魅力のおかげだった。「ホール・ロッタ・シェイキン・ゴーイング・オン」、「火の玉ロック」、そして「ブレスレス」などの曲はロックンロールの礎を築いてきた。ルイスの私生活は次第にステージ上で演じる人格と同様に荒れるようになり、彼のキャリアの第一段階が没落を迎える原因となった。飲酒、女性問題、銃犯罪、麻薬中毒によってマスコミは彼を悪者扱いし、非難を浴びせた。60年代後半にはカントリー・ミュージックの世界でカムバックを果たし、その分野で長い間成功をおさめている。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

オリジナル・アルバムが不明なのでベスト盤より

The Mercury & Smash Years Recordings

 「Jenny Jenny」

(全14曲)


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ジミー・ウィザースプーン(Jimmy Witherspoon)


まるでおばあちゃんが心を込めてつくってくれた料理のような味わい深さを持った声でウィザースプーンは40年代に数多くのヒットを放った。そのブルーズは「失うことに疲れ果てた男の歌」といった色合いを帯びていて、たしかに彼は吠えるように歌うのだが、それは声を潜めた咆哮といった雰囲気だった。そういった全盛期が過ぎ、50年代半ばごろにはもう姿を消してしまったと思われていた彼は、しかししばらくすると、ベン・ウェブスターやリチャード グルーヴ ホルムズ、バック・クレイトンといったジャズ界をリードするアーティストたちと共演するようになる。その結果、彼の音楽はさらに輝きを増し、評価も人気も甦った。ステージでのウィザースプーンの演奏ぶりはきわめてパワフルなもので、長いソロのあいだ、たとえ寝転がっていても、その存在が強烈に感じさせるほどのものだった。文字どおりソウルにあふれた音楽を歌いつづけた彼は、長く咽喉癌と闘ったのち、97年、その魂を我々に残して他界した。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

Hey Mrs. Jones

 「Hey Mrs. Jones」

(全12曲)


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ジョニー・サンダース(Johnny Thunders)


女装のグラム・バンド、ニューヨーク・ドールズで、音楽キャリアをスタート。その後、パンクの元祖とも言えるサウンドを鳴らしたハートブレイカーズを経てソロとなった、20世紀最後のロックンローラー、ジョニー・サンダース。 彼の最高傑作は、なんといっても78年の1stアルバム『ソー・アローン』だ。レコーディング・メンバーに、セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズ&ポール・クック、メタル界からシン・リジーのフィル・リノット、その他にもTHE ONLY ONES、EDDIE&HOT RODSのメンバーなどなど……豪華な顔ぶれが参加。ヴェンチャーズの「パイプライン」で幕を開け、ピストルズを彷佛させるゴキゲンなパンク・チューン「リーヴ・ミー・アローン」「ロンドン・ボーイズ」、ドールズの名曲「ダウンタウン」の再演、そしてジョニーの繊細なヴォーカルが光るバラードまで――R&Rの魅力と魔力が全編で繰り広げられた。 以降も、全曲アコースティック・ギターの弾き語りによる『Hurt Me』(84年)、黒人リズム隊とのセッション中心の『Que Sera Sera』(85年)、50〜60'sのR&Rやガール・グループのカヴァーを収めた『Copy Cat』(88年)と、好作品を発表。ワン・アンド・オンリーと呼ぶに相応しいスリリングなライヴも世界各地で展開した。――が、90年、日本公演を終えた後に渡ったジョニー憧れの地ニュー・オリンズで、低純度のヘロインをつかまされ、死に至ってしまう。オー! マイ・ゴッド。 Listen Japan より)

■ ソニックスがらみの曲収録アルバム ■

In Cold Blood

 「Louie, Louie」

(全14曲)


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